「子宮筋腫の原因とされている瘀血(おけつ)体質:ドロドロ血を治すには」で紹介しましたが、子宮筋腫は「冷え」により子宮内の血行が滞り、生理で老廃物がきちんと排出されていないのが原因だと考えられています。
なので…子宮筋腫を小さくするためにはまず【子宮の冷え】を改善することが重要です。
生理のとき、こんな症状はありませんか?
薬を飲むほどの生理痛がある
経血にレバー状の塊がある
経血の色が鮮血ではない
これらが当てはまる方は、子宮の血流が悪く子宮がキンキンに冷えています。
わたしも20代の頃から子宮筋腫がありますが、やはり薬を飲まなくてはならないほどの生理痛がありました。
経血の中にドロっとしたレバー状の塊 が混じっていることも多かったです。他の人と経血の状態を比べる機会もないので…
と、思っていたのですが、漢方の先生に 生理痛はないのが正常 と指摘されてしまいました。
さらに経血がドロっとしていて色が鮮やかでないのは「子宮が冷えている証拠」で、「足が冷えている人は子宮も冷えている」のだそうです。確かに…わたしもいつも足が冷えていたし、むくみもありました。
ということで足や下半身を冷やさないことを徹底したら、経血にレバー状の塊が混ざることが減り、気付いたら薬を飲むほどの生理痛も治っていたのです。
で、その後、巨大子宮筋腫もすこし小さくなりました。
もちろん食生活を整えたり、基礎体温をあげたり、いろいろと温活をしてきた効果もあると思いますが、子宮を冷やさないことは基本中の基本だと実感してます。
今回は、わたしが実践している【生理痛を治す方法=子宮の冷えを改善する方法】についてまとめてみました。
筋腫持ちでつらい生理痛がある方に、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
足の冷えが子宮を冷やし生理痛の原因になる
内臓や筋肉でつくられた「熱」は、血流に乗って全身に運ばれます。足が冷えていると、熱ではなく「冷え」を全身に運ぶことになってしまいます。
つまり…足で冷やされた血液をふくらはぎから全身に向けて送り出しているということ。
左右の足の静脈は骨盤に入り、骨盤で1本にまとまって上がっていきます。この左右の静脈の合流点は子宮と卵巣のすぐそばに位置しているので、足で冷やされた血液はもろに子宮を冷やしてしまうことに。
そして子宮が冷えると、子宮内の血流も悪くなるので、生理のときの経血が流れにくくなります。
生理痛を治すには足を温めること
足を温めることは、冷えはもちろん全身の血流の改善にもつながります。簡単にそして効果的に足を温めるには【レッグウォーマー】を使うこと。
足首には脂肪がついていないので、皮膚のすぐ下を通っている血管が冷えやすいのです。足首を冷やさないことがなによりも大事。
わたしは冷房対策のために夏でもレッグウォーマーを持ち歩いています。とくに座っているとすぐに足が冷えてしまうから。
例えばオフィスやレストランでも、座ったらさっとレッグウォーマーを穿いて、絶対に足首とふくらはぎを冷やさないように気を付けています。
座ってるときは足元なんて見えないし、多少おかしな格好になってもいいかなーって思います。
それより足を冷やさないことのほうが大事だし、子宮のほうが大事!冬はひざ掛けもプラスして徹底的に防寒してます。
また、寒い日に屋外に長時間いなきゃならないときは、レッグウォーマーにプラスして靴の中に入れるカイロを使います。これで完璧に足の冷え予防になるのでぜひ試してみてください。
わたしが使っているのは「カサネラボ」というところのレッグウォーマーです。
内側がシルク、外側がコットンの2重構造になっているのが特徴。
シルクとコットンは、夏の汗ばむ時期の使用感はさらりとして快適だし、冬場も生地が薄くて軽いのにしっかり温めてくれます。
ウール素材のようにモコモコしてないので、少しゆとりがあるパンツの下にも穿くことができますよ。
寝るときも必須で、これがないと足元がすーすーして落ち着かなくなってしまいました。同じシリーズの腹巻きパンツと合わせると最強です。Amazonで購入できるので、よかったらサイトをチェックしてみてくださいね。
カサネラボの商品は、Amazonプライム会員限定の商品でした(今のところ楽天やヤフーショッピングではお取り扱いしてないようです)。「プライム会員になってないけど、このレッグウォーマーを使ってみたい」という方は、30日間のプライム会員無料お試しで購入できるので、Amazonプライムの詳細をチェックしてみてくださいね。
子宮筋腫を小さくする生理中の過ごし方
生理期間は子宮筋腫を小さくするチャンスです。
下半身を冷やさないことはもちろんですが、生理2~3日目は「目・頭・指を使いすぎないこと」も大事。
特にパソコンやスマホを長い時間使うのはオススメしません。生理中に目を温湿布などで温めることも効果的です。
詳しくは「子宮筋腫を自然に治すには【生理のデトックス】を活用して子宮を整えること」で書いているので、参考になさってくださいね。
子宮を冷やす食べ物を避ける
夏野菜や果物はカラダを冷やしてしまうので、摂りすぎには注意が必要です。ですが…もっとも気を付けなければならないのは 白砂糖 なんです。
白砂糖の危険性については「子宮筋腫は【白砂糖】で悪化する:甘い物が食べたいときはどうすればいい?」で詳しく書いているので、よかったらこちらも読んでみてください。
まとめ:子宮筋腫を小さくするには
若いときは「オシャレは我慢よ!」と思っていたので、脚を出すような格好ばかりしていたり、靴下を穿かずに生足だったり、かなり下半身を冷やしてしまってました。
なので、生理痛がつらかったのも当然かなと思います。
筋腫が小さくなったのは、子宮の冷えが改善されたことで、子宮の血行がよくなり、生理で老廃物が完全にデトックスされるようになったからだと思います。
子宮筋腫を自力で小さくするには、まず生理痛を治して、子宮の冷えを改善すること。
つらい生理痛があるということは「子宮が冷えてるよー、なんとかしてくれー」というカラダからの警告です。どうかその警告を無視しないであげてくださいね。
わたしのように筋腫が巨大化してしまってからだと手遅れではないですが、小さくするのに時間がかかってしまいます。
子宮を冷やさないために日々気を付けることまとめ
- 足を冷やさない(レッグウォーマーを穿く)
- 毎日湯舟につかる
- 砂糖をなるべく避ける
- 生理中は目を酷使しない
- 布ナプキンを使う
筋腫持ちで生理痛がある方は、ぜひ試してみてください。
ですが…つらい生理痛があるときは、我慢せずに薬を使った方がよいと思います。冷えを改善しても生理痛がなかなか緩和されない場合も、婦人科で診てもらってくださいね。
実は使い捨ての生理ナプキンも子宮を冷やしてしまいます。詳しくはこちら↓の記事で書いているので、よかったらご覧になってください。
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