東洋医学で子宮筋腫は「瘀血(おけつ)= 血流が滞ること」が原因で発生するといわれているので、子宮筋腫を小さくするには「カラダを冷やさないこと」や「血行を良くすること」が重要です。
けれど「虚血(きょけつ)= 血が不足している状態」では、血がチョロチョロっとしか流れません。
血行を良くするためには、まず【血を増やすこと】が必要です。貧血でなくても、血が足りていない女性は多いそうです。
「子宮筋腫の人の食事に肉は食べない方がいい?ゆるマクロビがオススメな理由」で書きましたが、血を増やすには胃腸を丈夫にすることがポイントでした。
そして胃腸を丈夫にするには、夕食を控えめにする or 1週間の夕食断食(ファスティング)をするのが効果的なのですが、両方やってみて思ったのは、夕食を控えめにする(腹7~8分目にする)のは結構大変だってこと。
心を鬼にしないと、腹7~8分目でストップすることは出来ません。「もう少し食べちゃおうかな」となって結局9分目くらいまで食べてしまうので、それなら食べないほうがラクでした。
夕食断食というのは、2~3ヶ月に1度1週間だけ、朝はご飯とお味噌汁、昼は軽く食べて、夜は酵素ジュースやお茶などの水分だけ摂取するという断食方法です。
わたしの場合「1週間の夕食断食」をすると次のような効果があります。
- 1~2kgほど痩せる
- 宿便がどっさり出ることがある
- 眠りが深くなる
- お肌がキレイになる
子宮筋腫が小さくなってきたのも、夕食断食をするようになってからなので、ときどき胃腸のデトックスをして血を増やすことが大事だと実感しています。
ということで今回は、わたしが実践している「1週間の夕食断食」についてまとめてみました。子宮筋腫を改善したい方はぜひ参考になさってくださいね。
空腹時間を作ることが大事
お腹がグーっと鳴るのは恥ずかしいから、お腹が空く前にお菓子つまんだり、ジュースなど飲んだりしてませんか?
空腹でお腹がグーっと鳴るのは、掃除のために胃が収縮している音なんです。収縮を起こすことで、胃や腸の中にある食べ物の残りカスや古い粘膜をはぎとり、胃腸をキレイにお掃除しているんですよ。
この空腹時間がないと、胃はお掃除することができません。次から次へと胃に食べ物が送り込まれている状態では、胃腸の掃除がされず食べ物のカスは残り、腸壁は汚れ、胃腸の働きが低下してしまいます。
さらに胃に負担をかけてしまうのが、夕食の食べすぎや、寝る直前に夕食を食べるなど、満腹のまま寝ること。これ絶対アカンやつです!
眠っている間は消化が進まないので、胃は動かず、食べ物を残したままの状態で空腹になりません。そのため収縮によるお掃除ができなくなってしまいます。
詳しくは、こちらの本を読んでみてくださいね。
実は…お腹が空いているのに食べ物が入ってこないと、蓄えていた内臓脂肪を分解してエネルギーに変えるので、空腹時間はダイエットのチャンスなんです。
そして近年注目されている【サーチュイン遺伝子】別名「若返り遺伝子」は、空腹状態で活性化します。
空腹状態になると、この「若返り遺伝子」が体中の遺伝子をスキャンして、傷ついている遺伝子をどんどん修復してくれるそうです。
老化も癌も遺伝子の異常が原因といわれているので、アンチエイジングや癌予防のためにも空腹時間は作りたいですね。
今まではお腹が空くと「なにか食べなきゃ!」と思ってましたが、今は…
- 胃腸のお掃除タイム
- 蓄えた脂肪を燃焼するチャンス
- 老化や病気を食い止めてくれている
と意識が変わって、空腹でも不安にならなくなりました。
1週間夕食断食の方法
胃腸を元気にして血をつくれるようにするには、食事の量、とくに夕食を減らすことが胃腸の回復のためには効果的です。
短期的に一気に改善する方法として、おすすめしているのは「1週間夕食断食」。腹8分目ができないなら、いっそのこと夕食を食べないという方法です。
(血流がすべて解決する P100より引用)
腹8分目で止められないよって方は「1週間の夕食断食」が効果的です。よかったら私の夕食断食を参考にしてください。
普段は朝ごはんは食べないのですが、1週間の夕食断食しているときは食べます。朝は玄米ごはん(ごま塩をプラス)と具が多めのお味噌汁、それに煮物かお漬物。
本には「昼食も軽めに」と書いてありますが、そこはあまり気にせずランチは好きなものを食べてます。なるべく「野菜多めに」は意識してますが、だいたいこんな↓感じ。
そして夜は食物繊維は摂りたいので「すっきりフルーツ青汁」をお湯で割って飲んでます(3杯飲みます)。他にはお茶などの水分も摂って、固形物は食べません。この1週間はお酒も飲まないようにしてます。
1週間の夕食断食中はフルーツ青汁を夜に飲みますが、いつもは朝食の代わりに朝1杯飲んでから出掛けてます。
食物繊維が手軽に摂れてお腹の調子も整うし、夕食断食のときにも便利ですよ。気になる方はぜひ試してみてくださいね。
1週間夕食断食の効果
夕食断食をしている1週間は、遅くまで起きていてもお腹が空くだけなので、さっさとお風呂に入って足つぼ&お灸して寝てしまうことが多いです。
足つぼマッサージについてはこちら↓の記事を参考にしてくださいね。
朝になってしまえばご飯が食べられるので、それを楽しみに早く寝てしまうのが1週間の夕食断食を続けられるコツかなと思います。
最初は胃が空っぽの状態で寝れるのか不安でしかなかったのですが、意外と大丈夫。むしろ夢も見ずにいつもよりぐっすり眠れます。
これは消化に使われるエネルギーが疲労回復にまわるからですが、朝の目覚めがとにかくスッキリしてるので、不眠がちだったり眠りが浅い方にもおすすめです。
あとは体重が1~2キロは落ちます。夕食を食べないので当然といえば当然ですね。宿便がどっさり出るときは感動的でお肌の調子もよくなります。
しばらく断食してないとカラダがなんとなく重たくなってくるので、そろそろ夕食断食しようかなって自然に思うようになりました。2~3ヶ月に1度くらい夕食断食してます。
入浴剤を入れて半身浴したり、ゆっくり本を読んだり、それでも23時前には寝ることができて、睡眠時間も多くとれてかなり健康的。夜の空腹は2~3日もすると慣れてくるので、それほどつらくないかなと思います。
1週間夕食断食まとめ
「〇〇時だから食べなきゃ」とか「今食べておかないと後でお腹空いちゃうから」とか、お腹が空いてないのに食べるというのは、健康にも美容にもよくなかったと反省しました。
けれど…ストレスがあるとそんなコントロールはできずに食べてしまいますよね。しかもお腹いっぱい食べてしまうことも。
ストレス対策については「子宮筋腫が急に大きくなるのはストレスが原因:1年で筋腫が巨大化した話」で詳しく書いているので、よかったら読んでみてください。
「普段から腹8分目しか食べない」という方には必要ないですが、わたしのように「ついつい満腹になるまで食べてしまう」という方や「夕飯を食べる時間が遅い」という方は、ときどき夕食断食で胃腸をデトックスすると良いかと思います。
空腹時間を作るメリット
- 胃腸が元気になって血がつくられる
- ダイエットになる
- 病気や老化がストップする
子宮筋腫を大きくさせないためにも、胃腸を元気にして血を増やすことは必要不可欠です。ぜひ意識して空腹時間を作ってみてくださいね。
わたしが「夕食断食」するときに夕食の代わりに飲んでいるのが「すっきりフルーツ青汁」。不足しがちな食物繊維を補えるし飲みやすいので気に入ってます(いつもは朝飲んでます)。
子宮筋腫がある人はマクロビ(玄米菜食)が良いとされていますが、実は全くお肉を食べないと血が少なくなってしまいます。とくに貧血の人は要注意!詳しくはこちら↓の記事で書いてます。