子宮筋腫おすすめ本

膣ケアで子宮筋腫のぽっこりお腹がなくなった話:ちつのトリセツ読んでみた

膣ケアはじめました

遅ればせながら、すこし前に話題になった「ちつのトリセツ 劣化はとまる」を読んでみました。

膣も顔と同じようにケアしないと劣化しますよ」ということが書かれているのですが、もう目からウロコ連発で付箋だらけ。今、この本に出会えてよかったと思いました。膣ケアのことを知らずにこのまま歳を重ねていたら、とんでもなくヤバい事態になっていたと思うから。

ゆうき
ゆうき
膣より子宮のほうが大事なんですけど…

子宮筋腫がある身としては、そう思っていました。

が、読み進めていくうちに「こりゃ他人事じゃないかもしれん」と冷や汗が溢れてきたのです。膣もケアしないと干からびて、におい・かゆみ・性交痛・尿もれ等になるそうです。

お恥ずかしい話ですが、ときどきお股がかゆくなるんです。デリケートゾーン専用のクリームを塗ると落ち着きますが、それは膣の干からび(乾燥)が原因なのでは?と焦りました。婦人科で診てもらったけど、原因がわからなかったのです。

本書によると「膣の乾燥は膣が老化しているサイン」で、健康な状態なら膣も目や口と同じ、いつも粘膜でうるおっているもの。うるおっていないと、雑菌にも感染しやすくなってしまいます。

詳しくは後述しますが、本書に書かれている膣ケアを始めたら、1週間もしないうちにお股のかゆみは消えました。

で、もうひとつ驚いたのは、下っ腹がへこんできたこと。これは2週間くらい経ってから気付きましたが。

筋腫が巨大化して妊娠8ヶ月級だったお腹が、UAEを受けたら小さくなったけど、下っ腹だけは少しぽっこりしていたんです。

今思うと、ぽっこりは骨盤内の臓器(子宮や腸など)が下垂してたからでした。わたしの子宮は筋腫だらけなので子宮が重たいはず。

で、重力に従って子宮が下がって、子宮の上にある腸などの内蔵もずんと下がっていたから、下っ腹だけが出ていたんだと思いました(← 内臓下垂の状態)。

そのぽっこりお腹が1~2週間の膣ケアでなくなったのです!ちなみに体重は変わってません。

なので子宮筋腫でお腹がぽっこりしている方は、ぜひ膣ケアもしていただきたくて、わたしがこの本を読んで得たことを紹介しようと思いました。

ぽっこりお腹じゃなくても、デリケートゾーンーンの悩み(かゆみ・黒ずみ・におい・たるみ)がある方、冷え症・生理痛・尿もれ・便秘・性交痛がある方や更年期の方にも参考にしていただけるかと思います。

 

膣がおとろえる原因とは

膣が衰える原因膣は使っていないとおとろえる」そうです。膣も筋肉だから、使わなければおとろえるというのは、まぁそうだろうなと思います。

「膣を使っていない」とは、ずばり「セックスレス」ということ。少なくても月1~2回はしたほうが良いそうです。

とはいえ、お相手がいないこともあるし、相手はいても全然していないということもありますよね。

なので、膣ケアをすることが大事なのです。

また、冷え症だったり、無理なダイエットをしていたり、ホルモンバランスが乱れる閉経前後も、膣の粘液が減って中が乾燥しがちに。その状態を放っておけば、膣や会陰は干からびてカチカチになってしまいます

膣や会陰が乾いている人の共通点
・頭皮がかたい or 部分的に熱がこもっていたり、むくんでいる
・足の裏が冷えている or 硬くてガサガサしている
・お尻がへこんでいるいる形をしている(エクボ尻・ピーマン尻)

 

膣がおとろえると最終的にどうなるの?

膣が衰えると① 膣からうるおいが失われる

② 膣壁が薄くなる

③ 膣壁の中のザラザラやデコボコがなくなりツルツルになる

④ 膣そのものが委縮して乾いてカサカサになる(膣口や会陰も硬くなりしぼむ)

⑤ 性交痛や雑菌にも感染しやすくなるなど様々なトラブルになる(デリケートゾーンのかゆみ・黒ずみ・におい・たるみ等)

こうなってくると、骨盤底筋もおとろえているそうです。

ゆうき
ゆうき
なんかもっとヤバそう。。

骨盤底筋というのは、骨盤内にある小腸・大腸・子宮・膀胱・尿道などの臓器が落ちてこないように支えている筋肉のこと。

骨盤底筋がおとろえてくると、尿もれや便秘などが起こりやすくなるのです。なんと30代以降の日本人女性の約40%が尿もれで悩んでいるのだとか。

ヨガや運動をすると、膣から音がする(オナラのように空気が出る)という方も、骨盤底筋がおとろえている可能性があります。

さらに悪化すると、骨盤内にある臓器が下がってきて、膣の中にその臓器が出っ張ってくるらしい(尿道瘤・膀胱瘤・子宮瘤・直腸瘤という)。← 50代の著者は直腸瘤と膀胱瘤と子宮瘤になっていたと本書で明かしています。

それでも放っておくと、今度は骨盤臓器脱といって骨盤内にある臓器が膣口からにょろっと出てきてしまうんですって!ホラー?そうなると手術を勧められるそうです。

ということで、女性なら年齢に関係なく、膣や会陰、骨盤底筋を柔軟にしておくことが大切なのですね。日本ではそんなこと誰も教えてくれないけれど、欧米やインドでは膣ケアは当たり前に行われているようです。

膣ケアの方法とは

膣ケアの方法本書では膣ケアを下記の①→②→③の順番で行います。

オイルケア入浴となで洗い:お風呂に入る前に全身にセサミオイルなどのオイルを塗って、そのままドブンと湯舟に入ってしまう方法です。さらに湯舟のなかでタオルで体をやさしくなで洗いします。詳しい方法は本書でご確認ください!

枯れかけている木に水をやったときのように、オイルが体を芯からうるおして、冷えや乾燥を改善してくれるのだとか。なで洗いはリラックス効果があります。

ですが、わたしはお風呂がオイルまみれになったら嫌なので、この工程はすっ飛ばしてます。湯舟から出たあと下半身にだけオイルを塗るという感じに変えてしまいました。

ただし…冷え症の方は体を温めてゆるませるためにも、オイル入浴となで洗いは省略せずに行ったほうが良いかなと思います。体や膣が冷えて硬くなっているのに、いきなり次の会陰マッサージを行ったら痛そうなので。

会陰マッサージ:いよいよ膣の中に人差し指を入れて行うマッサージです。

指を入れることに抵抗がある人、緊張や乾燥などで痛くて指が入らないという人は、最初は指を入れず、外性器や肛門まわりに、オイルをやさしく塗りこむだけにしましょう。
効果が感じられるのに少し時間がかかるとは思いますが、無理をせずに行っていると、だんだん抵抗感が薄れてきます。
(「ちつのトリセツ 劣化はとまる」 P128より引用)

慣れてきたら、指で膣壁をまんべんなく押したり、親指を使って肛門側の膣壁をマッサージしたりして、膣の血流をうながします。

ただし生理が始まってからの3日間や体調が悪いときは行わないこと。それと爪は短く切って清潔な状態にしておくことも大事なポイントです。

骨盤底筋体操:骨盤底筋とは骨盤内の臓器(小腸・大腸・子宮・膀胱・尿道)を支えている筋肉のこと。骨盤底筋の中で、尿意をがまんしているときに使う筋肉が「尿道括約筋」で、便意をがまんしているときに使う筋肉が「肛門括約筋」といいます。

この2つの筋肉をそれぞれ別々に動かして鍛える方法が本書で紹介されています。ちょっと驚いてしまうのが、この鍛え方は膣に指を入れながら行うところ。

膣に指を入れた状態でないと、正しく筋肉が動かせているのかわからないからなんです。ちょっと勇気がいりますが、やってみると納得しました。もちろん慣れてきたら、指を入れなくて大丈夫!いつでもどこでも骨盤底筋を鍛えることができます。

 

膣ケアをしてみて:わたしの感想

膣ケアについて50代の著者は、はじめて膣ケアをしたときのことをこう書いています。

膣の中のデコボコはなくツルツル。やわらかくもなく、たるんでいた。しかも人差し指の第一関節までしか入らなくて、オイルを塗っているのに、すぐに指の滑りが悪くなってしまう。パサパサに乾いて硬くなった膣壁が、あっという間に指のオイルを吸い取ってしまった。

わたしも、このような状態になっていたらどうしようとビビりましたが、意を決して人差し指を入れてみたら…

膣の中のヒダヒダ感や膣壁のデコボコ感はまあまあ感じられたし、著者のように指がオイルを吸ってしまうこともなかったです。最初から第2関節まで入りました。

ゆうき
ゆうき
とりあえず良かった…

注意】めちゃめちゃ赤裸々なことを書いてますが、リアルな感想なのでもう少しお付き合いいただければ幸いです!

自分の若かりし頃の膣の状態と比べられないので、今の状態が劣化してるのかどうかがわかりませんが、とりあえず毎日お風呂場で②の会陰マッサージと③の骨盤底筋体操を続けてみました。

骨盤庭訓体操は布ナプキンを使っている人なら比較的簡単にできるかもしれません。尿道括約筋(尿をがまんしているときに使う筋肉)のほうは、月経血を止めている感覚と全く同じです。

肛門括約筋(便をがまんしているときに使う筋肉)のほうは最初は感覚がわからず、自分の意思でこの筋肉だけを動かせるようになるまで3日かかりました。

で、②と③をはじめてから1週間もしないうちにデリケートゾーンのかゆみはなくなり、2週間くらいで次のような変化に気付いた次第です。

・ぽっこりお腹がなくなった
・猫背がなおってきた
・ヒップアップしてきた

デリケートゾーンのかゆみ以外は期待してなかったので、これは嬉しい変化でした。ちなみに著者も膣ケアで姿勢がよくなって、ヒップの形が変わってきたと書かれています。それに直腸瘤が治ったら便秘も改善したとのこと。

おわりに:いつまでも潤いのある女性でいるために

いつまでも潤いたいこの本を最初に読んだときは「膣の中に指を入れてオイルを塗るなんて…なんかイヤだぁ」と思いました。

でも、よくよく考えてみたら顔や髪や体にはオイルやクリームを塗ってケアしているのに、膣だけケアしないのも違う気がしてきて。しかも、膣はわたしが人生でいちばん気にかけている子宮とつながっている部分ではないですかっ!

それなのに47年も自分の膣の状態がどうなっているのか知らなかったなんてアカン!と、勇気を出して指を入れて確認してみたわけです。

で、やってみたら意外とあっさりできてしまって、今となっては足裏マッサージするのと同じレベル。ちょっと面倒だけど、やれば効果を感じられるから続けちゃうみたいな。今、膣ケアをはじめてから2ヶ月くらい経ったところです。

それに、膣に指を入れると子宮や膀胱が下垂していないかを自分でチェックできるので、更年期に差し掛かっている人はぜひ確かめていただきたいなと思いました。

自分の体を知ることは、自分を大切にすることにつながります。いつまでも潤いのある女性でいるために、この記事がお役に立ったら嬉しいです。

膣ケアのことをもっと詳しく知りたい方は、ぜひ本書を読んでみてくださいね。

わたしが膣ケアに使っているオイル

膣ケアオイル膣ケアで使っているオイルはこちらの2種類で、気分によって使い分けています。

左側の「 アロメディカ(AROMEDICA)フェミノール」は、デリケートゾーン専用の洗浄オイル。これ1本でデリケートゾーンを洗って保湿ができるし、イランイランやローズオイルが配合されているので香りにも癒されます。

右側のオイルは本書でも推奨されているマッサージ用の「spa hinoki オーガニック セサミオイル」。イランイランやローズの濃厚な香りが苦手な方はこちらのオイルのほうがいいかも。まったくの無臭だし、オーガニックなので安心です。

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