子宮筋腫の人が避けたほうがいい食べ物で、かならず言われるのが「白砂糖」。マクロビ的にも白砂糖は「極陰性」なので、カラダを冷やしてしまう食べ物なんです。
「子宮筋腫や不妊は【子宮の冷え】が原因:子宮を温める方法が知りたい」でご紹介した、たくさんの女性の子宮を立て直してきた若杉ばあちゃんも「最近の女性は、甘いものの食べすぎで子宮が弱っている」と警告しています。
白砂糖はカラダを冷やすだけでなく、急激に血糖値を上げたり、体内のビタミンやミネラルを奪ったり、中毒性があったり…なにかと毒です。
わたしは甘いものが大好きで、とくに子宮筋腫が巨大化した時期は、毎日のようにコンビニのスイーツを食べてました(ストレスもありましたが)。なので砂糖は子宮筋腫を悪化させる要因の1つだと感じています。
ってときもありますよね?我慢してばかりだとストレスになってしまうし。
ということで、「砂糖は摂りたくないけど甘いものが食べたい!」というときに、わたしが食べているもの(飲んでいるもの)ご紹介します。
その前に「白砂糖はなぜカラダを冷やしてしまうのか」についても触れましたので、子宮筋腫の食事療法の参考になさってくださいね。
目 次
なぜ砂糖はカラダを冷やしてしまうの?
血糖値を急上昇&急降下させる
白砂糖を食べるとすぐに体内に吸収され、血糖値が急上昇します。血糖値が急激に上がると、その血糖値を下げるためにすい臓からインスリンが大量に分泌されます。
すると今度は急激に血糖値が下がります。カラダは急に下がった血糖値を再び上げようとするので、「もっと甘いものが食べたい!」となってしまうのです。
これが砂糖の怖いところ、中毒性があります。
血糖値は急降下するときに一緒に体温まで下げてしまいます(つまりカラダが冷えてしまうということ)。
またインスリンには使い切れなかった糖を脂肪に変えてカラダに蓄えるはたらきがあるので、インスリンが大量に分泌されると太りやすくなるんです。
さらには、砂糖は血液中のコレステロール値をどんどん上昇させます。
コレステロールからできている性ホルモンは、ダイレクトにその影響を受けるので、閉経後の女性に乳がんや子宮体癌が最近増えているのは、このためだと考えられています。
つまり白砂糖は…
- 中毒性がある
- 体温を下げる
- 太りやすくなる
- 癌のリスクが高まる
ちなみに血糖値は急激に上がらなければ、急に下がることもありません。なのでポイントは、血糖値の上昇をゆるやかにすること。
白砂糖だけでなく、白米・パン・パスタ・うどんも血糖値を急激に上げやすい食材です。
血糖値の上昇がゆるやかなのは、メープルシロップ・てんさい糖・玄米・十割そば・全粒粉のパスタなど。
玄米食にするメリットについては「筋腫持ちさんの食事に玄米をオススメする理由とは」で詳しく書いているので、よかったらご参照ください。
わたしがお料理をするとき砂糖の代わりに使っているのは、オーガニックのメープルシロップ(カエデの樹液を煮詰めて作ったもの)。砂糖よりもコクが出てお料理が美味しくなります。
ビタミン・ミネラルが含まれていない
精製された砂糖(白砂糖)は、糖以外のビタミン・ミネラルが取り除かれています。なので糖の代謝に必要なビタミンB1は、体内から使われることになります。
しかし体内のビタミンB1が不足すると、糖質がスムーズに代謝できなくなります。
砂糖は意外な食品にも入っている
砂糖はありとあらゆる加工食品に含まれているので「スイーツは食べない」という人でも、知らず知らずのうちに砂糖を摂取している可能性があります。
スーパーで売られているものの3/4に砂糖が入っているといわれているくらい。普通に生活していたら砂糖を避けるのが大変です。
とりわけ甘くないのに砂糖が使われている食品
- ケチャップ・マヨネーズ・ソース・ドレッシング類・パスタソース・レトルト食品・カレーなどのルー・お惣菜・お寿司・ふりかけ・顆粒と液体の出汁・練りもの類など
- 自分で作るときは砂糖を加えないのに、加工食品になると砂糖が入っているものもあり:お湯を注いだら完成するお味噌汁やスープ類・漬け物など
さまざまな加工食品に砂糖が含まれているのは「砂糖の防腐効果を利用している」からなんです。瓶のジャムや羊かんなどは、大量の砂糖が入っているので賞味期限も長く、なかなか腐らないですよね。
すべて自分で調理すれば白砂糖を避けられますが、便利なのでつい加工食品に頼りたくなることもあるかと思います。
加工食品を買うときは、裏の表示を見て、なるべく砂糖が入っていないものを選ぶことがポイントなのですが…
しかも砂糖が入っていない食品は、値段が高い傾向にあります。
例えば、パスタソースやドレッシングでも砂糖が含まれていないもののほうが値段が高いってことに気付きました。
それから砂糖はゼロでも、アスパルテーム・スクラロース・アセスルファムKなどの「人工甘味料は砂糖より害がある」のでこちらにも注意が必要です。
甘い物が食べたいときにオススメなもの
甘酒
甘酒は砂糖が含まれていないのに甘いから「なんか甘いものが欲しいな」ってときに飲むとお腹も心も落ちつきます。
さらに甘酒は「甘酒は飲む点滴」いわれている程、ビタミン・ミネラルが豊富で栄養価が高く、美肌効果・免疫力アップ・代謝アップなどの効果も期待できます。
わたしが飲んでいるのは、マルコメの甘酒。もちろん砂糖不使用、アルコールもゼロです。
マルコメの甘酒はいろんな種類がありますが、わたしのお気に入りはベーシックな「糀甘酒」。いつも箱買いしています。
お酒が入っている甘酒は苦手ですが、こちらの甘酒はアルコールは入っていないので、ぐびぐび飲めちゃいます。こっくりしている甘いミルクみたいで美味しいですよ。
デーツ(なつめやし)
デーツは栄養豊富なドライフルーツ。見た目はちょっとアレですが…こちらのデーツは、甘くてもっちりした食感。
このまま食べても美味しいし、細かく切ってお料理に砂糖の代わりとしても使えます。
ドライイチジク
「オーガニックで自然乾燥のイチジクなんて珍しい」と思って買ってみたら、今まで食べてたイチジクは何だったの?と思うほど、やわらかくて美味しいドライイチジクでした。
まとめ:子宮筋腫の人が甘い物を食べたいときは
わたしはスイーツが大好きだったので、子宮筋腫が巨大化してから砂糖断ちするときはかなり大変でした。
大変だったけど砂糖断ちをしてみると、毎日甘いものを欲していたのは異常で「砂糖中毒」になっていたからだなって思います。
「もっともっと食べたい!」ってなるから、砂糖ってほんとに恐ろしいですよね。
温活もいろいろしてるので、砂糖断ちだけの効果ではないと思いますが、基礎体温が35度台から36度台後半まで上がり、冷え性はすっかり治ってしまいました。
子宮筋腫を小さくするには カラダを冷やさないことがとにかく大事です。
カラダを冷やしてしまう砂糖は知らず知らずのうちに口にしていることがあるので、意識して避けなければなりません。
甘いものが欲しくなったら、甘酒を飲んだり、ドライフルーツを食べるのがおすすめです。もちろん食べ過ぎはダメですが…
わたしはドライフルーツとナッツを小さなタッパーに入れて、職場に持って行って、甘酒と共におやつに食べてます。
オフィスグリコとか食べなくても意外とこれで満足できちゃうので「砂糖を減らしたい・砂糖をやめたい」と思っている方はぜひお試しくださいね。
使い捨ての生理ナプキンもカラダを(子宮も)冷やしてしまいます。詳しくはこちら↓の記事をご覧になってくださいね。
「コンビニで買える砂糖や添加物が含まれていないもの」はこちらの記事↓で書いています。